Crazy Shrimp

エビ好き大学生による淡水エビ布教ブログ

採集日記 2021-10月号

こんばんは、ebina です!

気が付いたら、今月で21年も終わりですね...(;゚Д゚)
正直、去年の12月が昨日のことのように感じます。

昨年までは、「時間経つの速いね~」で済ませていたのですが、
もうB3なので、色々と(研究室配属とか就活とか)焦っています💦
まじで採集日記なんて書いてる余裕ねーよって感じですが、
あら不思議、現実逃h..,
気分転換で筆が乗るんですよね~( ゚∀゚)

さて、今回は10月の採集報告です!
先月は、採集地開拓でがっつり撃沈しましたねorz

▼惨敗の9月号はこちら▼

今月は、採集地開拓を中断し、
信頼と実績のある河川を中心に死滅回遊エビ採集を満喫してきました~
それでは早速、結果報告に入っていきます(≧▽≦)

まずは、普段通っている河川での採集結果です!


テングヨウジ Microphis brachyurus brachyurus

今季初のヨウジウオ類(°▽°)
南西諸島で色んなヨウジを見てきたけど、関東ではまだこいつしか見れてない…
せめて、カワとイッセンは見ておきたい。


ヨシエビ? Metapenaeus ensis

こちらはebina の苦手な根鰓亜目(全くわからん…)
色彩や歯式からヨシエビと同定したけど、自信ないです(;^_^A
同所的にいたウシエビとは違って、表層でビチビチ跳ねてることが多く、うまく住み分けしてるみたい。



ウシエビ Penaeus monodon

おぉぉぉ!!で、デカイ∑(゚Д゚)
以前採集日記で登場した根鰓亜目、 ウシエビことブラックタイガー です!
初めて立派な個体を見たのですが、腹肢の青と黄色がなんと美しい…
ちなみに、撮影後に素揚げにして食べたのですが、市販の冷凍エビとは格別で、エビ本来の甘味が堪らなかった(*´▽`*)


トゲナシヌマエビ Caridina typus

ナスのくせに、ミゾレみたいに腰が折れ曲がってやがる。
先天的な形態異常か、後天的な怪我なのか微妙なところだけど、自宅の水槽に入れた次の日には、うちのテナガエビに食われてた。


リュウグウヒメエビ C.laoagensis

今年も採集できました〜(^o^)
名前だけオシャレな地味なヌマエビ!(個人的にかなり好きだけどね)
淡水エビ愛好家以外には、トゲナシと何が違うんだ?って感じだと思いますが、網に入った瞬間に「!?」ってなるんですよね。
この一年でだいぶ、ヌマエビ眼が鍛えられた気がする💪


コツノテナガエビ Macrobrachium latimanus

今月も採集できました!!
しかも先月とは異なり、温○水流入河川じゃないので、かなり嬉しい(≧∀≦)


イッテンコテナガエビ Palaemon concinnus(同行者採集)

うおぉぉぉ!!!関東で初めて見ました(;゚Д゚)
かなりレアな南方系スジエビです!!

ついに、これで既出の熱帯性コエビ類はコンプリーt...
って、同行者(3人)みんな採集できてるのに、
ebinaだけ採集できなかったんじゃーい( ;∀;)

続いては、ちょっと遠くまで採集しに行ったので、その報告です~
車を出していただいたN氏に感謝です(__)


ユゴイ? Kuhlia marginata

死滅回遊魚の鉄板(^o^)
見た目通り泳ぐのが速いので、採集力皆無のebinaには、少々難敵。
近縁種のオオクチユゴイとの違いが、いっちょんわからん。


ミゾレヌマエビ C.leucosticta

黒潮沿岸の河川であれば、ほぼ100%優占しているヌマエビで、採集日記の常連。
真っ黒な個体を探しているのだが、なかなか見つからず、苦戦中。


エビノコバン 

知る人ぞ知る、淡水エビにつく寄生虫です!
生息域が局所的で、ebina の地元では全く見ることができないのでちょっと嬉しい。
この周辺ではスジエビBタイプ3匹に1匹の確率で寄生していた気がする。


ザラテテナガエビ M.australe

今回採集した地域にも、熱帯性コエビ類が回ってきてました。
温排水なし河川での抱卵個体は初
とはいえ、本種の成長は比較的早いので、越冬個体ではないはず。
ちなみに、上のエビノコバンはこいつから落ちたものです~


ギバチ Tachysurus tokiensis

採集日記初登場の小さなナマズの仲間(^o^)
地元の川では見ることができないので、非常に嬉しい一匹!
鰭に毒があるらしく、怖くて触ることができなかった...(普通刺されないらしい)

最後は、みんな大好き(?) 某河川での採集報告です!
余談ですが、我々の界隈では非常に有名な川で採集したため、採集中に初めて同業者と遭遇してしまいました(;^ω^)


スジエビBタイプ Palaemon sp.

ちょっと前の回でも言及したのですが、
今年はスジBの個体数が非常に多い気がします(゜_゜)
さらっとAとBを分けていますが、同所的に出現したら同定できる自信ない( ;∀;)


トゲナシヌマエビ C.typus

再登場ですが、先の個体とは比べ物にならないほど美しい。
青と黒のグラデーションが、普通種とは思えないほど洒落乙👍
もう、ナス呼ばわりなんてさせない!
↑(ナスって呼んでるのお前だけだろ。)


コンジンテナガエビ M.lar

さりげな~く、コンジンの抱卵個体を初めて見ました(;^ω^)
ていうか、関東でコンジンの成体を観察できるなんて、この温〇水河川、マジで恐ろしいな(;゚Д゚)


コンジンテナガエビの卵 

卵だけをじっくり観察してみたのですが、
「エビの卵なのか!?」ってくらいオレンジ色で驚きましたΣ(・ω・ノ)
コンジンの卵が発眼するとイクラになるなんて知らなかったわ w



ナンヨウボウズハゼ Stiphodon percnopterygionus

いるのは知っていたのですが、こちらでは初採集です!
下の雄の個体は、非常に美しい体色をしていますが、
個人的には雌のほうがシンプルで好きです。

死滅回遊エビ採集を満喫してきたということで、採集日記10月号は終了となります。
シーズン序盤でオニヌマエビの北限を更新できたため、今年の秋はアツくなるかと思ったのですが、
今月を振り返ってみるとリュウグウヒメ2個体、コツノテナガ7~8個体程度しかめぼしい成果を上げられず、どちらかというとはずれ年だったように感じます。
とはいえ、同行者がイッテンコテナガエビを出すのを目撃しているため、全体的にebina の採集努力量不足だったのかも(´・ω・`)
来年こそ、関東イッテンコテナガにリベンジしたいです🔥

という感じで、今後も採集に励んでいきますので、淡水エビ好きな方、生き物屋の皆様、今後ともどうぞよろしくお願いしますm(__)m

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