こんにちは、ebina です!
皆様、お元気でしょうか〜?
これを書いている現在、🇻🇳のあまりの暑さに完全にバテててたのですが、調べてみたら、ふつーに日本の方が暑かったという事実に驚愕しておりました(@_@;)
もう、避暑のために東南アジアに旅行に行く時代も迫っているのでは?と感じていた、今日この頃です(T_T)
さて、今回は前回の続き、「世界川エビ紀行」のタイ編!
前回は、番外編ということでタイでの活動の流れを紹介させていただきましたが、
今回からカセサート大学の教授とともに、カンチャナブリ方面に遠征に行っていた話を書いていきます〜(^o^)
※あくまでも先生の研究のお手伝いという形で同行させていただいたため、あまり詳細に書くと先生の研究情報の漏洩になってしまうので、当たり障りのない範囲で書かせていただきます。
ち☆な☆み☆に!
恐れ多いですが今回も川エビは出てきません(T_T)
主に、魚市場と鳥観察の話についてですので、興味ねぇって方は申し訳ないですが、次回号をお楽しみにしていてくださいm(_ _)m
調査時のトラック;専属のドライバーがいて、先生と阿吽の呼吸でトラック内に調査器具をぎっしりと詰めていた。
さてさて、前置きはこのくらいにして、早速本編を書いていくのですが、
今回の遠征では、とある魚類のサンプリングとその分布や生態についての聞き込み調査をメインワークとしていました。
その一環で、朝市場と漁師の集落に訪問し、ひたすら情報収集するといった感じです。
(まぁ、私はタイ語が喋れないのでもっぱら荷物運び、標本化のお手伝いがメインワークでした)
お恥ずかしながら、ebina は匂いのキツイ環境が苦手で、こういった場所に自ら足を運ぶことなんてなかったので、色々と学ばせていただきました。
多分、現地で売られている魚や漁村の雰囲気に興味がある方も(1人くらいは)いると思いますので、写真と共に紹介させていただきます(^o^)
今回、訪れたのはこちらの朝市
正直、前日の準備やらで寝不足で非常に眠かったのですが、調査なので真面目に見てきましたよ( ー`дー´)
まず、目についたのはこちらの睡蓮。
水草を食べることもあるそうなのですが、これは鑑賞用での販売だとのこと。
もう、シートに直置きって感じが東南アジア感満載・・・
続いて、最初に見つけた活き魚の販売店。
タニシにタウナギ、小型のナマズ類など、日本じゃまず売ってないしゲテモノ扱いの水産物ばかり。
昔は日本でもこういった川の幸は普通に食べていたんでしょうけど。
そして、その隣にやたらと小さいナマズやプラーチョン、金魚などが販売されていた。
睡蓮みたく、これも観賞用かなって思ったのですが、
先生によるとこれは「放生会」のための魚だそう。
詳しい話は知りませんが、仏教では一度捕まえたものを逃がす行為が徳として扱われているようで(日本でも寺の池に金魚の放流する等、同じ文化です)、タイではそれ用の魚がそこかしこで販売されていました(@_@;)
魚以外にも鳥とかそういった生き物も売られているらしい。
言わずもがな、こういった行為は外来種の拡散に一役買っており、こういった地域では標本が移入か否かの判断が難しいという。
そのため、今回の調査では販売者や漁師にそういったバックグラウンドをインタビュー調査することで、判断の根拠にしているそうです。
大型魚コーナーと思しきエリア。
プラーチョン、ティラピア、バラムンディ他。
ちなみに、これは別の機会に先生方と食べたバラムンディ料理。
タイ料理特有のスパイスの効いた旨味たっぷりスープとバラムンディの相性が抜群でした😋
ベンケイガニ類
さっきのはガザミでしたが、普通にそこら辺にいそうなベンケイガニ類がトレーの上に並べられていました。
こちらはゲテモノコーナー。
手前の食用蛙や豚、鳥がそのまま並び、奥にはなんの肉かもわからない塊がズラリ。
これに氷を乗っけて陳列するだけという豪快っぷり。
衛生面的に大丈夫かよって感じですが、食欲がそそられたのも事実。
ちなみに生きたカエルも売られていました(^_^;)
さっきのカエルはウシガエルだと思うのですが、こちらはツチガエルのような雰囲気の別種っぽい。
さてはオメェ、放生会のためのやつか...!?
こんな感じで、朝市場の視察は終了。
ここからは、さらに僻地へ移動です〜
どのくらい僻地だったかといいますと・・・
山奥の湖を船で渡る程度です(@_@;)
筏で湖を渡りました・・
普通の調査だと思っていたけど、ここまでくると、さながら冒険のようですね(^_^;)
それにしても、こんな僻地の船にも皇族の写真がデカデカと掲載されているあたり、タイ国民に国王に対する姿勢が見えてきますね。
ちなみに、こちらが船内。
縁がベンチのようになっており、寛ぐことができました。
ちなみに歩いている方が先生の専属ドライバー兼アシスタント。すごく堅実な方でした。
こんな感じで僻地を目指すこと数時間、ようやっと目的地の湖の漁師コミュニティに到着(^o^)
見ての通り、湖の上に家が浮かべてあります!
早速、水上の小屋にお邪魔してみると、先ほど水揚げされたであろう巨大なナマズ類がズラリ・・・
今朝の朝市よりも遥かにインパクトがすごい!
ところで、床にカスみたいなのが散らばっているますが、実はこれはナマズの卵が溢れた跡…
実は雨季の始まりであるこの時期は、多くの魚類の産卵期と重なるため、本当は禁漁期らしいのですが、この有り様(笑)
一応、水産局も黙認しているようですが、僻地の漁師コミュニティは割と無法地帯感があります(^_^;)
さてさて、ここからは先生による本格的なインタビュー調査が始まってしまったため、タイ語ができない私は完全に蚊帳の外。
ということで、ebina は周辺で暇つぶしがてら生き物観察をしていたので、今回はその成果をさらっと載せておきます〜
鳥のご同定をいただいた後輩に感謝🙏
オニカッコウ
インドトサカゲリ
ヒバリ類
ハウチワドリ類
トンボ類
湖岸に生えていた水草
という感じで、第12回目の世界川エビ紀行は終了となります(^o^)
いやぁ、川エビが出てこない、ていうか生き物があまり出てこない回が連続してしまってちょっと申し訳ないです(^_^;)
まぁ実際、タイでの活動はこんな感じで日数に対して川採集ができた回数が少なかったので、ある意味リアルな活動記録となっているわけですが・・・
次回は、実際に湖を船で回った話と、タイでの初の川エビ採集について紹介しますので、乞うご期待(^_^)/~
生き物屋の皆様、今後とも何卒よろしくお願いいたしますm(__)m
■ 世界川エビ紀行の記事一覧 ■
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