スラマッソレ、ebina でございます!
これを書いている現在、🇮🇩スラウェシ島に滞在しているのですが、
色々トラブルがあった影響で、ちょっとブログを書いている余裕がなく、更新が遅れてしまいましたm( )m
さて、今回は世界川エビ紀行 Sarawak最終回ということで、トップ画像でも見てわかると思いますが、 ひとりでレンタカー借りて採集してきました〜という話です👍️
ところで、「海外で1人レンタカーって怖くない?」
ってよく聞かれることがあるのですが、答えはもちろんYESです。
むしろ借りる予定なんてなかったんですよね。
ですが事実として、今回、人生初の海外レンタカーの実績解除をしてしまったので、その経緯についてちょびっと語らせてくださいな(^o^)
私の遠征スタイルでは、一箇所に滞在する日数はある程度決めてから訪問しています。
それで、今回のサラワク州の場合は、帰りの航空券も来る前に予約しており、それに合わせてホテルも長期で予約していました。
それがこちらのホテルなのですが、某リゾートでの失敗を活かして、かなりの優良物件を見つけることができました!
具体的には、新築で超清潔なお部屋にクイーンサイズのベッドがついて、55RM/day程度という破格。
おまけに、宿前にスーパーマーケットとナイトマーケットがあり、食料調達には一切困らない!
まぁ、唯一の難点はレセプションデスクがなく、SNSでオンラインチェックインする必要があったんですよね(^_^;)
おかげで、チェックイン当日にはシステムを理解するのも含めて3時間ほど宿前で不審者になってました。
しかし、私はこのチェックイン関連が煩わしい宿で、あろうことかチェックアウトの日にちを1日間違えてしまい、移動日の前日に追い出されることになってしまいました( ゚д゚)
普通だったら、スタッフに「もう1日よろぴ☆」って伝えるだけでいいんだけど、この宿にはスタッフがいないので、また、地獄のオンラインチェックインをやる必要が・・・
流石に面倒だから、チェックアウトしたいけど、、、飛行機は明日の夜8時。それまで、空港で時間潰すのは流石に時間が勿体ない。
だからといって、適当な宿にお金を消費するのも嫌だしなぁ・・・
あぁ、車中泊するかぁ〜
という結論に至りました(お前バカなの?)。
流石に当時はかなり不安になりましたが、
私は免許取得から9日後に石垣島で1人レンタカーをしたバカです💪
バカの活動記録↓
これに比べればよっぽど安全だろうというということで、
もう勢いに任せて、レンタル前日にネットでポチッと予約しちゃいました(笑)
ちなみに、Iqram Transportsというレンタカー会社でしたが、日本人利用者が珍しかったのか、わざわざ写真まで撮ってSNSに送ってくれました(^_^;)
とてもフレンドリーでトラブルもなく、個人的に高評価です☆
ということで、レンタカーで遠出した僻地での採集結果報告に移ってまいります〜
Barbodes kuchingensis
クバ国立公園の沢でもたくさん泳いでいたネクトン。
ありがちなオレンジに黒の横帯が入る魚ですね。
Glyptothorax major
後輩氏に聞いた所、ヤモリナマズとか言う名前で流通することもあるらしい、エキゾチックなナマズ!
テナガエビ狙いの採集方法でボンボン網に入ってきて楽しかったのですが、肝心のエビはなかなか採れない(T_T)
ボルネオプレコ類
前回採集したのとは全く違う雰囲気の、大きなボルネオプレコ。
水玉模様が良いねぇ👍️
え、誰お前!?
採集序盤にたまたま採れた青系が強いメスのテナガエビ類。
おそらくピリマヌス種群のメス個体。
ということは、この川には極美麗なピリマヌス種群がいるに違いない...!!!
そう思い、かなり粘ったのですが、なかなか川エビが追加で採れず、大苦戦・・・
Macrobrachium neglectum
1時間ほど粘って、採れたのはこのネグレクタム1個体のみ。
やはり、日中にテナガエビを出すのは厳しいのかもしれない・・・
結局、ピリマヌス種群の追加は出せず、雨が降り出してしまい、一時撤退・・・
そして、レンタカーの中でここに残るか、移動するか悩んでいたら、例のごとくスコールが降ってきたんですよねorz
しかもこのときは中々雨が止まずに、3−4時間ほど降り続いてました(T_T)
この雨では、移動先で採集ができるかもわからないということで、増水しないことに望みをかけて夜まで留まり、夜採集に挑むことにしました。
ハンミョウ類
雨の湿気の影響か、近づいても逃げなかった。
雨を避けるためか、気がついたら車の中にいました。
なぁ、雨やんでくれよぉ。なんて話しかけてました。
そして漸く、雨が弱まった夜の8時ごろ、恐る恐る川を覗いてみると、ほとんど増水しておらず採集可能と判断。
思い切って夜の沢に突撃することにしました(;; ゚Д゚)/
Hylarana raniceps
沢で遭遇した美しいカエル!
なんというか日本のイシカワガエルのオレンジバージョンって感じで、個人的にとても好み。
調べたところ、割と普通に見られる種類らしい。
デルモゲニー類
水面近くをヒョロヒョロと泳いでいた魚
実は街の近くの川でも同じような種が見れていたので、どこでも見られる普通種
フライングフォックス系
前回登場したのと同じ種類だと思います。
夜だと簡単に近づけるので、こういった生態写真も楽しめて最高です!!
M.pilimanus sp. group
おおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
出たぁ、ピリマヌスゥ!!!!やばい、この周辺、めっちゃいる・・・
これも多分同じ種類。小鉗脚が再生して指節長が長くなっているのかなぁと予想。
うはぁ、こりゃぁ天国だぁ😂😂😂
タニノボリ類がたくさん
テナガエビだけじゃなく、個人的に推し熱帯魚のタニノボリ類もこんなにたくさん・・・
リザードフィッシュ系?
詳しい種類はまた調べますが、広義のタニノボリに含まれるのかしら?この吸い付きドジョウ。
いやぁ、いいねぇ〜〜〜!!
美麗なタニノボリ
そして、最後はこのタニノボリ。
昼間のとは明らかに別種で、尾びれにギャラクシーを感じる。
あまりの美しさに、心底見惚れてしまった。
という感じで、大満足の夜採集を終えることができました(^o^)
昼間とは比較できないほど多くの生き物を観察できたことで、もうっ脳汁ドバドバでした(^_^;)
当時はテンション上がりすぎて気づかなかったのですが、青いテナガエビの正体、謎のままなんですよね・・
そんなこんなで時間を忘れて採集・撮影に没頭した結果、
支度が整ったのが深夜3時でした(@_@;)
流石にこれからの移動は諦め、川沿いで車中泊を決めようと思ったのですが、
脳汁ドバドバで寝られん!!
ということで、深夜のボルネオ島ドライブを強行(# ゚Д゚)
とはいったものの、そんな無理ができるはずもなく、ハンドルを握ってから早30分、早速強烈な睡魔が来て、あっさりダウン。
とりあえず、停められそうな路肩に停車し、そのまま寝落ち。
(ハンドル握ると眠気が来るこの現象に名前をつけたい)
そして、2時間後、目覚めたらそこは教会の入口💦
流石に神聖な場所で車中睡眠を取るのはアウトだと思ったので、眠い目を擦りながら、次のポイントへ移動。
しかし、悪天候による増水や、睡眠不足による体の不調より、結局採集はできず仕舞いでした(T_T)
しかも、寝不足のまま空港に向かったため、
レンタカー内にカメラストラップを忘れたり、飛行機の気圧差で眼が飛び出るくらいの頭痛に苛まれたりと、本当に散々な目に会いました。
とりあえず、この体調のまま次の都市に向かって本当に大丈夫なのだろうか?
そんな不安を抱えながら、1週間以上滞在したサラワクに別れを告げました。
それでは、最後に薬局で見かけた「熱さ◯シート」の海外版の写真でも載っけて、第9回目の世界川エビ紀行を終了したいと思います(^_^)/~
(余談ですが、薬局に行くと日本製品が多くてちょっと和みます)
生き物屋の皆様、今後とも何卒よろしくお願いいたしますm(__)m
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