Crazy Shrimp

エビ好き大学生による淡水エビ布教ブログ

採集日記 2021-6月号

お久しぶりです。ebina です🦐

気がつけば、もう秋ですね(;^_^A
この間まで地獄のような暑さでしたが、今や肌寒い毎日です。

さて、本日はず~っと書くのをサボっていた、
採集日記の6月号を書いていきます!

なんでサボってたの~?(#^ω^)
という意見が聞こえてきますが、理由は簡単。
採集に行ってなかったからです(`・ω・´)
(もう少しマシな言い訳しろぃ)

そして、あ~書くことがない~
書きたくない~
あれ?もう秋だ~
6月何してたっけ~(・ω・)
という感じで今に至ります...

そんなわけで、先月同様、ほとんど採集できてない日記を執筆します~orz

▼先月号はこちら▼

まずは、6月はじめに行った干潟での観察から~


スジエビモドキ Palaemon serrifer

4月にも登場しましたが、今回は立派な抱卵個体(^o^)
今まで汽水性スジエビに興味がなかったのですが、
改めて観察してみるとテナガエビに劣らず格好良い!
ユビナガスジエビとかシラタエビとかも探してみようかな~


アシハラガニ Helice tridens

正直なところ、ハマガニ幼体との違いがよくわからないです💦
今回は、眼窩下縁の顆粒の数が多いのであってるはず...
とりあえず、干潟の定番のカニって感じで好き!


クロベンケイガニ Chiromantes dehaani

干潟にはあまり多くないけど、川採集でよく見かけるカニ
余りに普通種なので、撮影したのは初めてかも?


オオヒライソガニ? Varuna litterata

死滅回遊のシーズンにたびたび見かけるカニ
南方種で割と珍しいのかと思ってたけど
この時期でも普通にいるんですね(´・ω・`)


ケフサイソガニ Hemigrapsus penicillatus

腹面やはさみの黒斑がキュートなカニ、ぷりちー♡
転石の下にたくさんいるのですが、この大きさの個体はあまり見ません。
このサイズだと近縁種のタカノケフサイソガニとの区別が容易ですね~


わからないカニ 

採集したときは勝手にフタバカクガニと思っていたのですが、前側角歯が不明瞭なので違う気がする。ていうか、先月のフタバカクガニと全然違うし。
カニの同定は難しくて、よくわからん(*´Д`)


カクベンケイガニ Parasesarma pictum

初採集のカニです(^o^)
名前の通り、四角い頭胸甲が特徴のベンケイガニ!
フタバカクガニと似てるけど、眼窩外歯後方に明瞭な歯がないのであってるはず...

余談ですが、カクベンケイガニやアシハラガニ、ケフサイソガニは記載者がDe Haanなので、おそらくシーボルトが日本から持ち帰った標本をもとに記載されたカニっぽいです。
関東圏で甲殻類採集をしていると、1800年代にシーボルトやDe Haanがどれだけ日本の十脚目の分類に貢献したかを実感することができますね。

続いては、ホームリバーでの軽い観察結果です~


フナ類 

普通種ですが、エビ採集でネクトンはあまり採れないので初登場。
余談ですが、一部のフナは他種の精子を用いて雌性発生ができるらしいです( ゚Д゚)
もしかしたら、この個体も特殊な発生を経て誕生したのかも?


ミウキゴリ Gymnogobius petschiliensis

ホームリバーで毎度採集できる普通種ですが、ちゃんと撮影したことがなかったです(;^ω^)
類似種のウキゴリとは、背鰭に黒斑があるか否かで区別でき、この写真だと黒斑が無いのがわかりやすい(^o^)
もう少し上流域に行くとウキゴリが多くなるので、河川内で棲み分けをしていると思います。知らんけど。


マハゼ Acanthogobius flavimanus

海水・汽水のイメージが強いけど、割と淡水域にも入ってくる普通種。
夏~冬には結構見るけど、春にはあまり見かけない気がする。
産卵の関係で移動していたりするのかな?


ゴクラクハゼ Rhinogobius similis

無限沸きしていますが、関東圏で見られるハゼ類の中では断トツで美しいと思う。さすが極楽鯊。
体側の瑠璃はもちろんのこと、第2背鰭の薄く入る黄色いラインは素晴らしい!


ミミズハゼ Luciogobius guttatus

礫を穿り回していると採集できるハゼ、ぷりちー♡
巷でミミズハゼブームが巻き起こってた気がしますが、完全に置いていかれた気がします( ;∀;)
多分、本種以外のミミズを拝む日は来ないでしょう...


プラナリア? 

撮影用の水を汲んでいたら、うねうね動く白い生き物が大量に...( ゚Д゚)
慌てて、あたりを見ると写真のようにいたるところにプラナリアっぽい生き物が大量に沸いてました!
普通、こいつは上流域に生息する生物のはずなので、おそらく移入。
うねうね動くヒルのような姿に、背筋が凍りました...

先日、様子を見に行ってきましたが、大雨に流されたのかさっぱりいなくなってました。


トウキョウダルマガエル Pelophylax porosus

この時期になると、田んぼでよく見かけるカエルです。
アマガエルよりも全然大きいのですが、あまりうるさくないので好き。


河原の花(ハルシャギク

というわけで、採集日記6月号はこれにて終了となります。
採集にほとんど行けてないのもありますが、
先月に引き続き、もはやカニの人になってます( ;∀;)
(Crazy Crabに改名しようかな...)

先月も申した通り、この時期は関東で珍しいエビがあまり見られないので、別の生き物観察にうつつを抜かしています。
まぁ、秋になればエビ採集も本腰を入れてやる予定(というか今やってる)ので、エビ採集記録に関しては、乞うご期待!!

それでは、また来月お会いしましょう(@^^)/
生き物屋の皆さん、今後ともどうぞよろしくお願いしますm(__)m

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