おはようございます、ebina です🦐
前回に引き続き、沖縄島で採集した生き物の紹介をしていきます。
今回は、河川中流域の生き物がメインです(^o^)
早速、紹介していきます~
オカヤドカリ Coenobita cavipes
河川中流域ですが、大きめのオカヤドカリが確認できました。
当時は、なんでここにヤドカリが!?って思っただけですが、オカヤドカリ類は種によって棲み分けをしているらしく、
このオカヤドカリは、標高350m以上でも確認されていることからもわかるように内陸でも生活できるようです。
雰囲気がリュウグウヒメエビとそっくりな個体。
撮影するまで、トゲナシとは気づけませんでした。
同所的に採集されたリュウグウヒメエビ
この2種を模様だけで区別するのは非常に難しいですが、リュウグウは台湾名で"雲紋米蝦"(米蝦はヌマエビ)と呼ばれており、頭胸甲側面に 雲紋=「~模様」が見られるので見分けられます(個体差はあります)。
本島では初採集です!!
マガタマテナガエビと並んでネッタイテナガエビ種群の希少種というイメージですが、カスリは八重山諸島、マガタマは沖縄島で個体数が多いように感じます。
コンジン、ミナミと並び、沖縄島の最も見られるテナガエビ類です。
しかしこの個体は、内地の個体よりも鉗脚が細いように感じました。
▼内地産のヒラテテナガエビ▼
南西諸島と内地では浮遊幼生期間に差があるという報告もあるので、成体の形態にも若干の差異があるのかしら?
ネッタイテナガエビ M.placidulum(同行者採集)
沖縄島では個体数は少なく、1匹も採れない場所も多いです。
カラーバリエーションが豊富ですが、美しい紺碧の個体は初めて見ました。
死滅回遊サイズですが、沖縄島では初採集です。
上流に生息するエビで、本島ではかなり珍しいと思います。
中流域での採集記録はこんな感じでした~
ヌマエビ類は微妙でしたが、テナガエビに関しては八重山にも引けをとらない程の成果を出せたと思います。
本当はチュラを出したかったのですが、そう簡単ではないですね(笑)
次回は、路上で観察した生き物を紹介する予定です~
生き物屋の皆様今後とも、どうぞよろしくお願いしますm(__)m