Crazy Shrimp

エビ好き大学生による淡水エビ布教ブログ

採集日記 2020-9月号

おはようございます、ebina です🦐

いやぁ、暑かった夏もあっという間に終わっちまいましたね(笑)
しかーし!!関東圏のエビ採集の夏は始まったばかりですね!!
今月は休みの日が多かったこともあり、たくさんの採集に行けたので
早速、報告に入っていきますよー(≧▽≦)

▼先月号はこちらから▼

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カワヨシノボリ Rhinogobius flumineus

先月採集のものと違い、ちゃんと上流まで行って採集してきました!
この水域は小型個体ばっかりだったのですが、1枚目の個体は巨大でしたね( ゚Д゚)

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ヒナハゼ Redigobius bikolanus

河川中流域で採集してたら見たことない魚が採れて興奮しましたが
下流に移動したら無限に採集できてちょっと落ち込みました。。
何はともあれ、初採集の魚なので嬉しいです(^o^)

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テングヨウジ Oostethus brachyurus brachyurus

さりげなーく関東で初採集のヨウジウオ類。
沖縄で何度か見てるけど、採れるとテンション上がりますね!
ebina が使ってる観察ケースには到底入りそうにもなかったので、日陰の地面において撮影させていただきました。ごめんね!

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根鰓亜目の1種 (ウシエビとか?)

すみません。エビ好きとか言ってますけど、根鰓亜目全くわかりません...
河川で採集できるから汽水性エビ図鑑に載ってればいいんだけどね。

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テナガエビ Macrobrachium nipponense

そーいえば、ちゃんと写真撮ってなかったな。と思ったので撮影しておきました。
ちゃんと観察してみると額角とかかっこいいと思いません?

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ミナミテナガエビ Macrobrachium formosense

上と同じ理由で、ちゃんと撮影してみました。
(あれれー? 額角とかブレてないっすか?)

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ヒラテテナガエビ Macrobrachium japonicum

このサイズのオスってなぜかあまり採れないんですよね。。
第3腹節背面の黒い横線がはっきりしてて若々しいね。

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Macrobrachium sp. (同定できませんでした)

額角歯式からコンジンコツノなのですが、当時のebina はコンジンと同定しました。
ただ後々見てみると、腹節背面に横線が入ってるように見えなくもない。。。
よし、もう一回同定するか!といって水槽内を見たら、どこにもいなかった( ゚Д゚)

つまり、コツノかもしれないエビが1日で行方不明になって発狂したってことです。
これからは1回1回の同定を集中してやっていきたいところですね...

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トゲナシヌマエビ Caridina typus

実は関東の河川では初採集のエビなんですよね。。
なんかいないところには全くいない、いるところには無限にいるって感じでした。

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カワリヌマエビ属の1種 Neocaridina sp.

いやぁぁぁぁ。。。。(;゚Д゚)
ついに採れちゃったかぁって感じです。一応この河川でも少数ながら記録はあったので覚悟はしていたのですが、かなり衝撃を受けました。。
在来ヌマエビ類(特にヌカエビ)に嫌な影響が出ないことを祈るしかありません。

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白いミゾレヌマエビ Caridina leucosticta

先月に引き続き、また1個体のみ採集できました。
気になる点はありますが、おそらくミゾレの色変でしょう。

 

ここからは、友人に連れられて行ってきた川素潜り!?の写真です。
ダイブしてる最中はテンションがハイになりすぎて気づかなかったのですが、撮影した写真はどれもブレブレでした( ;∀;)
ここに載せるのも恥ずかしいですが、一応楽しかった夏の思い出として貼っときます。

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イトモロコ Squalidus gracilis gracilis

コイ科魚類マジでわからないです。友人に同定していただきました。

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スジエビ タイプA Palaemon paucidens

とりあえず大きすぎて、遭遇したときに圧倒されます!
陸上だとスジエビなのに、水中だとスジエビなんですよね(迷言)

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ムギツク Pungtungia herzi

日淡なのに熱帯魚でいそうな感じ、このサイズはやっぱりかわいい!!
え、ぼやけてるって?目を細めてみたらいい感じですよー(^o^)

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アメリカザリガニ Procambarus clarkii

アメザリに興奮したのは小学校以来でしょうか。
潜ればわかります。水中だとまじでロブスターに見えます。

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ウキゴリ Gymnogobius urotaenia

今回のダイブで一番衝撃を受けました。
出会った瞬間、カワアナゴ類を彷彿させるような巨体に目が離せませんでした。

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ヒガシシマドジョウ Cobitis sp. BIWAE type C

素潜りの良いところは、生物のありのままの姿を見れるところですよね。
こんなかわいいドジョウが\コンニチハ/って顔出してたら誰だって惚れます。

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ヌマエビ類 Atydae spp.

なんていうか、普段採集しているエビがどんな生活を送っているかをのぞかせていただきましたって感じです。
沈水植物や落ち葉、テトラポッドの側面などありとあらゆる場所をエビたちが活用しているのを見て感動しました。

あまりの感動に興奮しちゃって、写真がぶれちゃいましたー(棒)

 

てなわけで、今月号はこのあたりで終了しておきたいと思いまーす。

実は、今回載せられるような写真が無かったので報告しませんでしたが
ヤマトヌマエビコンジンテナガエビの稚エビなどなかなか珍しいエビも採集することができました

さすが死滅回遊の秋って感じですね。

こんな季節ももうそろそろ終わりが近づいてきましたが、最後の最後までレアなエビを求めて採集を続けていくので今後ともどうぞよろしくお願いします!!

 

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