おはようございます、ebina です🦐
今回は、日本のテナガエビ全18種類を
筆者の独断による観察しやすさ順で紹介します!
■ Information
▶ 掲載内容には
▶ 2024/05/30
イボユビテナガエビを追加し、18種類となりました。
▶ 2023/04/22
コンテンツ内容を大幅に更新しました。
▶ 2021/06/28
沖縄島以外に生息するテナガエビを追加、解説など大幅に更新しました。
テナガエビってなに?
まず、テナガエビ類について軽く紹介します。
テナガエビは淡水・汽水域に生息する4~10 cm前後のエビで、
その名の通り、手が長いのが特徴となっています。
意外と知られていませんが、世界では200種以上が知られており、
そのうち日本からは17種類が記録されています(外来種を除く)。
分類的にはこんな感じ
こちらのテナガエビ属に含まれるエビがテナガエビ類となります。
同じく、手が長いザリガニや
スキャンピで使われるテナガエビ(正しくはアカザエビ)は、
ザリガニ下目という分類に含まれるので、かなり遠縁です。
これらのエビを見比べると、
テナガエビは第2胸脚が大きいのに対し、
ザリガニ下目は第1胸脚が大きいという点が異なっています。
違いがわからないって時には、是非注目してみてください。
どこで見られるの?
皆さまはどこでテナガエビを見たことがありますか?
おそらく、多摩川や江戸川のような大きい川の河口域、護岸ブロック周りで見たことあるって人が多いのではないでしょうか?
実は、上写真のような環境はテナガエビ観察には不向きです。
というのも、こういう環境は大抵、テナガエビ(という種)しか生息しておらず、テナガエビ類の多様性は享受できません。
個人の経験則ですが、テナガエビを観察するなら、下写真のような浅くて植物や転石が豊富な環境の方が色々な種類を観察しやすいと思います。
テナガエビ類に限らず、川エビが豊富な環境の一例
ところで、テナガエビ類は国内に18種も生息していますが、
そんなに見たことないって人がほとんどかと思います。
その理由は、おそらくテナガエビ類の分布が絡んでいます。
というのも、多くの人が住む本州・四国・九州で普通に見られる種はたったの3種類だけ。
残りの15種は南西諸島でしか見られません(無効分散を除く)。
ハードルが高いかもしれませんが、色々なテナガエビを見てみたいという方は、是非とも南西諸島でテナガエビを探してみてください(^o^)
テナガエビ観察の諸注意
テナガエビを観察する際は、ガサガサ・魚捕りと同じような方法でエビを捕まえることが多いです。
そのため、一般的な水辺の危険に関する知識をつけておく必要があります。
このような危険については、こちらのサイト様に詳細に記述されていますので、観察に行かれる前に確認しておくと良いと思います。
雑魚の水辺 様 「魚捕りに伴う危険」
加えて、テナガエビ類が多く生息する南西諸島には、
内地には生息していない危険な生物も数多く生息しています。
例えば、ハブの仲間は水辺に出現することが多く、テナガエビ類の観察中に遭遇したこともあります。
石垣島で遭遇したサキシマハブ
また、ヤマンギ(クヌギカレハ琉球亜種)のような毒虫も水辺周辺の木々や岩に出現するため、気をつけるようにしましょう。
また、テナガエビ類は、開発によって住みやすい環境が少なくなっていることもあり、
多くの種が絶滅危惧種に選定されています。
そのため、
乱獲や生息地の公開は絶対にしてはいけません。
今後もテナガエビを観察し続けられるように、
ルールとマナーを守って観察するようにしましょう。
マナーについても、雑魚の水辺 様が丁寧に説明してくださっているので、水辺の生き物を採集・観察する人は必ず確認するようにしましょう。
テナガエビの種類
それでは、日本から記録されているテナガエビ18種類を全部紹介していきます!
まずは、本稿で使用する項目について紹介します。
- 学名:M.xxxx(M=Macrobrachium)
- 体長:最大の大きさを表記(はさみは含みません)
- 分布:大まかな国内分布を表記
- 生息環境:筆者の経験則に基づく
- 特徴:個人的に特徴だと感じる点を記述
- 出現頻度:生息地における出現度合い
(★が多いほど見つけやすいです) - 類似種:個人的に似ている種を表記、
青文字をクリックで記事内移動します
観察しやすい種
ここで紹介する5種は、比較的簡単に観察することができます。
具体的な選定基準は以下の3点です!
- 内地で普通に見られる or 南西諸島で広く見られる
- 生息地における個体数が多い
- 生息環境が広い
まずは、最初の3種の観察を目指してみてください(^O^)
テナガエビ
都市部の河川でも、普通に見ることができます!
一方で、南西諸島には生息していない唯一の種です。
テナガエビ釣りのメインターゲットで、最も有名な種だと思います(^o^)
ミナミテナガエビ
- 学名:M.formosense
- 体長:最大10㎝
- 分布:本州~南西諸島
- 生息環境:河川中・下流域など
- 特徴:頭胸甲側面にm字模様
- 出現頻度:★★★
- 類似種
テナガエビ
オオテナガエビ(幼体)
ザラテテナガエビ
福島県、福井県以南で広く見られるテナガエビ類です。
見た目が似ているテナガエビとは違って、南琉球でも普通に見られます。
様々なエビと似ているので、特に沖縄では見間違えに注意!
ヒラテテナガエビ
- 学名:M.japonicum
- 体長:9cm程度
- 分布:本州~南西諸島
- 生息環境:河川中・上流域など
- 特徴:頭胸甲側面の縦縞・網目模様
- 出現頻度:★★★
- 類似種
ネッタイテナガエビ
石川県・福島県以南で記録されています。
関東~沖縄本島で個体数が多いですが、八重山諸島では珍しいです。
南西諸島の個体と内地の個体では色彩の雰囲気が違うので、是非様々な地域で観察してみてください!
(写真は沖縄の個体群です)
コンジンテナガエビ
- 学名:M.lar
- 体長:最大15cm
- 分布:南西諸島(稀に内地)
- 生息環境:河川全域など
- 特徴:上縁歯数が少ない、デカい
- 出現頻度:★★★
- 類似種
ショキタテナガエビ(幼体)
日本最大のテナガエビ類。
死滅回遊によって、本州や九州にも出現します。
南西諸島(特に南琉球)では普通に見ることができます!
沖縄に行ったら、是非探してみてください(^o^)
ザラテテナガエビ
- 学名:M.australe
- 体長:最大8.5cm
- 分布:南西諸島(稀に内地)
- 生息環境:河川中・下流域の緩流部
- 特徴:ヤリ状額角、頭胸甲側面の3本の斜横線、左右非対称のはさみ
- 出現頻度:★★☆
- 類似種
ナンヨウテナガエビ(酷似)
ミナミテナガエビ
コンジンと同じく内地でも稀に観察されます。
このカテゴリの中では比較的珍しく、このエビを見ることができたらテナガエビ好きと言っても過言ではありません(`・ω・´)
余談ですが、ナンヨウテナガエビという瓜二つなエビがいて、専門家でも識別は困難です。
やや観察しやすい種
ここで紹介するテナガエビは2種類です。
具体的な選定基準は、以下の3点です。
- 沖縄島以南で普通に見られる
- 生息地における個体数がやや多い
- 生息環境が限定される
前のカテゴリのエビとは異なり、本格的にガサガサをしている人でないと滅多に見ることはないかもしれません。
ただし、慣れてくれば沢山観察することもできる、そんなエビ達です。
オオテナガエビ
- 学名:M.grandimanus
- 体長:最大6cm
- 分布:種子島以南の南西諸島
- 生息環境:河川感潮域など
- 特徴:大鉗脚に剛毛、ヤリ状額角
- 出現頻度:★★☆
- 類似種
ヒラアシテナガエビ
ミナミテナガエビ(幼体)
片方のはさみ脚がとても大きくなるテナガエビです!
河川の海水の影響を強く受ける環境で個体数が多いです。
小さい個体は多いけど、写真のような成体はあまり見られません。
名前に「オオ」ってつきますが、実は小型のテナガエビです(^o^)
ネッタイテナガエビ
- 学名:M.placidulum
- 体長:最大で5.5cm
- 分布:口永良部島以南の南西諸島
- 生息環境:河川中流域の急流部
- 特徴:頭胸甲側面に暗色の3縦線
- 出現頻度:★★
- 類似種
マガタマテナガエビ
カスリテナガエビ
ヒラテテナガエビ
色彩的に美しい小型のテナガエビ類です(^o^)
カラーバリエーションが豊富で、類似種も多く、見分けるのが難しいです。
特に、ヒラテテナガエビとの誤同定が頻発します!
環境省レッドリスト (RDB) で絶滅危惧Ⅱ類に分類されています。
あまり観察できない種
ここで紹介する4種は見つけるのが難しいです。
具体的な選定基準は以下の2点です。
- 生息密度が小さい あるいは
- 生息環境(or 分布)が限定される
ただし、海流の影響によって個体数が増減するので、
運が良ければ観察できるかもしれません。
コツノテナガエビ
- 学名:M.latimanus
- 体長:9cm程度
- 分布:南西諸島(稀に本州・九州)
- 生息環境:河川最上流域など
- 特徴:腹節に縞模様、上縁歯数が少ない
- 出現頻度:★☆
- 類似種
チュラテナガエビ
河川最上流域に生息するテナガエビです。
生息環境ゆえに、なかなか観察しづらいですが、
生息地ではたくさん見られることもあったり、なかったり(^o^)
極稀ながら、本州太平洋沿岸や鹿児島県でも見られるようです。
ツブテナガエビ
国内最美麗のテナガエビで、マニアから(多分)人気があります。
南西諸島に生息する種の中では大型のテナガエビですが、MAXサイズの個体は「川のヌシ」のような存在で、筆者も1度しか見たことがありません。
沖縄県版RDBで準絶滅危惧に分類されており、
美しさも相まって乱獲の影響が心配です。
(筆者も乱獲しないよう肝に銘じております)
スベスベテナガエビ
- 学名:M.lantau
- 体長:最大7cm
- 分布:種子島以南の南西諸島
- 生息環境:マングローブ域など
- 特徴:大小の暗色斑、ヤリ状額角、額角下縁歯数が多い
- 出現頻度:★
- 類似種
ミナミテナガエビ(幼体)
マングローブに生息するテナガエビです!
生息環境に入りにくく、個体数も多くはないため、観察は難しいです。
大型個体に至っては、ほとんど見たことがありません。
沖縄県版RDBで準絶滅危惧に分類されています。
ショキタテナガエビ
- 学名:M.shokitai
- 体長:最大6cm
- 分布:西表島(固有種)
- 生息環境:河川上流域・滝の上
- 特徴:大きな卵を持つ陸封種
- 出現頻度:★★★
- 類似種
コンジンテナガエビ(幼体)
西表島固有種のテナガエビです!
日本で唯一、大卵少産型の生活史(直接稚エビが生まれる)を持っています。
写真2枚目のように、
ショキタテナガノエラヤドリという寄生虫がついていることも(@_@;)
環境省RDBで準絶滅危惧、
沖縄版RDBで絶滅危惧Ⅱ類に分類されています。
個人の意見ですが、
両側回遊種と違い、純淡水種は外部からの加入がないため、乱獲の影響が大きいです。
そのため、観察した後はそっと逃がしてあげましょう。
滅多に観察できない種
ここで紹介する4種は、観察が極めて難しいです。
具体的な選定基準は、以下の2点です。
- 生息地がかなり限定される
- 生息密度が極めて小さい
特に、後者2種は限られた水域でしか見ることができず、
もし複数匹見れたとしても そっと逃がしてあげましょう。
カスリテナガエビ
ネッタイテナガエビ種群に属する小型種です。
石垣島では比較的観察しやすいですが、
その他地域では極めて稀な印象です。
沖縄県版RDBで絶滅危惧Ⅱ類に分類されています。
チュラテナガエビ
国内で最も小さいテナガエビとされています。
未記載種であるため、詳しい情報がありません。
沖縄県版RDBで情報不足に分類されており、
個体数は極めて少ないと記述されています。
ヒラアシテナガエビ
大鉗脚が肥大化する非常にかっこいい種です!
海流の影響か、近年は滅多に見ることができません。
環境省RDBで準絶滅危惧、
沖縄県版RDBで絶滅危惧Ⅱ類に分類されている。
マガタマテナガエビ
- 学名:M.lepidactyloides
- 体長:最大7.5cm
- 分布:沖縄島、西表島
- 生息環境:河川中流域の急流部
- 特徴:体側に暗色の1縦線、頭胸甲側面に3縦線
- 出現頻度:☆
- 類似種
ネッタイテナガエビ
カスリテナガエビ
大鉗脚が勾玉のような形状に肥大化するかっこいいテナガエビです!
2018年に初めて和名が提唱されたばかりです。
現状、沖縄島の北部4河川と西表島の1河川でのみ記録されています。
沖縄県版RDBで絶滅危惧Ⅱ類に分類されています。
乱獲は絶対にやめましょう。
観察が極めて難しい種
ここで紹介する3種は、観察することが極めて難しいテナガエビ達です。
主な要因は選定基準は、以下の3点です。
- 国内における記録がほとんどない
- 他種との識別が極めて難しい
- あるいは、生息環境が極めて特殊
筆者も見たことがないので、文のみでの紹介とさせていただきます。
ウリガーテナガエビ
宮古島で採集された標本に基づき、2005年に記載された種。
宮古島以外の記録は、石垣島で1個体、沖縄島でゾエアが確認されたのみ。
地下水系に生息しているため、まず観察することができない。
(南西諸島において、地下水系などは文化財に指定されたり、神聖な場所として見なされたりしている。そのような場所で調査する場合は、採捕許諾はもちろんのこと、地域住民の了承を得る必要がある。)
環境省RDBで絶滅危惧Ⅱ類、
沖縄県版RDBで絶滅危惧1B類に分類されている。
2023年より沖縄県指定希少野生動植物種に指定されたため、現在の分布域において、許可なく採捕することが禁止されました。
原記載:http://citeseerx.ist.psu.edu/viewdoc/download?doi=10.1.1.655.9137&rep=rep1&type=pdf
ナンヨウテナガエビ
国内では、沖縄島で1個体記録されて以来、記録がありません。
その主な要因として、ザラテテナガエビと判別が困難で、
専門家であっても容易には区別できないと考えられる。
本種と理解したうえで観察するには、いわゆるDNA鑑定が必要になってくるため、現実的に観察が難しいという状況です。
ただし、成体の雄であれば見分けられるので、ウリガーテナガエビのように100%観察は不可能というわけではありません。
再記載:https://europeanjournaloftaxonomy.eu/index.php/ejt/article/view/413
追記: 2023年に静岡県でオスの個体が採集されたようです。なお、この個体は遺伝的にはナンヨウですが、形態的には両種の中間を示すとされています。
イボユビテナガエビ
2023年の文献で、宮古島で2個体記録されたばかりで、国内では圧倒的に情報不足である。
ナンヨウと同じく、ザラテにそっくりだが、本種は左右のはさみ脚の大きさが類似するため、大型オスが見られれば同定は可能であろう。
まとめ
以上が、現在日本から記録されている17種のテナガエビでした。
おそらく、皆さんがイメージしていたテナガエビとは違った印象の種も多かったのではないでしょうか?
現在は17種だけですが、研究が進むにつれて、これから新種・初記録のテナガエビが発見されていくでしょう。
この記事を読んで、テナガエビに少しでも興味が沸いたのであれば、ぜひテナガエビを観察してみてください。
生き物屋の皆さん、これからもよろしくお願いいたしますm(__)m
FAQ (コメントにて募集中)
Q. 仙台在住のものですが、東北地方でもテナガエビを見ることは可能でしょうか?
A. 結論から述べますと、テナガエビ1種しか観察できないと思われます。本州で見られる他のテナガエビ2種の北限は福島県となっていますが、実際は特殊な環境でしか見られません。
Q. 見たことないテナガエビが採れたけど、これは何ですかね?
A. こちらは、テナガエビ科スジエビ属のスジエビという種でして、テナガエビと近縁ですが別の種類のエビです。見分ける方法は、額角上縁歯数が8本以下と少ない点や頭胸甲側面に特徴的なスジ模様が入るところです。
詳しい見分け方は、こちらの記事で紹介しています。また、エビの写真をメールにて送っていただければ、ご対応いたします。
おすすめ記事一覧
- LH Chow, JCF Chan, LM Tsang, 2022. A synopsis of Macrobrachium Spence Bate, 1868 (Decapoda: Caridea: Palaemonidae) from Hong Kong, with description of a new species. Journal of Crustacean Biology, Volume 42, Issue 3.
- 藤田喜久, 2017. チュラテナガエビ(仮称). 沖縄県環境部自然保護課(編), 改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物 第3版(動物編) —レッドデータおきなわ—. Pp. 348-349, 沖縄県環 境部自然保護課, 那覇市.
- 藤田喜久, 2017. ウリガーテナガエビ. 沖縄県環境部自然保護課(編), 改訂・沖縄県の絶滅の恐れのある野生生物 第3版(動物編)ー レッドデータおきなわ ー. Pp. 303, 沖縄県環境部自然保護課, 那覇市.
- Y huke, T maruyama, 2023. First record of Macrobrachium mammillodactylus (Thallwitz, 1891)(Crustacea, Decapoda, Palaemonidae) from Japan, Check List
- 19(6):821-826.
- 花井元哉, 2021. マガタマテナガエビの八重山列島西表島からの初記録. Cancer 30: e1-e3.
- H Suzuki, N Tanigawa, T Nagatomo, E Tsuda, 1993. Distribution of freshwater caridean shrimps and prawns (Atydae and Palaemonidae) from Southern Kyushu and adjacent islands, Kagoshima Prefecture, Japan. Crustacean Research 22; 55-64.
- Magalie CASTELIN, Valentin de MAZANCOURT, Gérard MARQUET, Gabrielle ZIMMERMAN & Philippe KEITH, 2017. Genetic and morphological evidence for cryptic species in Macrobrachium australe and resurrection of M. ustulatum (Crustacea, Palaemonidae). European Journal of Taxonomy 289; 1-27.
- 丸山智朗, 2017. 越前・能登・佐渡の河川で採集されたコエビ類. Cancer 26: 35-42.
- 丸山智朗, 2017. 神奈川県および伊豆半島の河川から採集された注目すべき熱帯性コエビ類5種. 神奈川自然史資料 (38): 29 - 35.
- 丸山智朗, 2018. 相模湾および周辺海域流入河川において2016年8月以降に採集された熱帯性コエビ類5種の記録. 神奈川自然史資料 (39): 31-38.
- 丸山智朗, 藤田喜久, 2018. ウリガーテナガエビの石垣島からの初記録. Fauna Ryukyuana, 46: 5-9.
- 丸山智朗, 乾直人, 池澤広美, 2018. 温泉水の流入する釜戸川下流域(福島県いわき市)における十脚甲殻類の記録. 茨城県自然博物館研究報告(21): 135-142.
- 皆川優作, 福家悠介, 2024. 本州初記録のナンヨウテナガエビ(甲殻亜門:十脚目:テナガエビ科)の報告. 水生動物2024
- 佐伯智史・前田健・成瀬貫, 2018. 琉球列島産ネッタイテナガエビ種群3種 (甲殻亜門: 十脚目: コエビ下目: テナガエビ科)の分類と形態. Fauna Ryukyuana 44: 33–53.
- 佐伯智史, 2017. ヒラアシテナガエビ. 沖縄県環境部自然保護課(編), 改訂・沖縄県の絶滅の恐れのある野生生物 第3版(動物編)ー レッドデータおきなわ ー. Pp. 312-313, 沖縄県環境部自然保護課, 那覇市.
- 佐伯智史, 2017. マガタマテナガエビ. 沖縄県環境部自然保護課(編), 改訂・沖縄県の絶滅の恐れのある野生生物 第3版(動物編)ー レッドデータおきなわ ー. Pp. 313, 沖縄県環境部自然保護課, 那覇市.
- 佐伯智史, 2017. カスリテナガエビ. 沖縄県環境部自然保護課(編), 改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物 第3版(動物編) —レッドデータおきなわ—. Pp. 313-314, 沖縄県環 境部自然保護課, 那覇市.
- 佐伯智史, 2017. ツブテナガエビ. 沖縄県環境部自然保護課(編), 改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物 第3版(動物編) —レッドデータおきなわ—. Pp. 328, 沖縄県環 境部自然保護課, 那覇市.
- 佐伯智史, 藤田喜久, 2017. スベスベテナガエビ. 沖縄県環境部自然保護課(編), 改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物 第3版(動物編) —レッドデータおきなわ—. Pp. 328, 沖縄県環 境部自然保護課, 那覇市.
- 讃岐斉, 渡邊卓実, 大富潤, 駒井智幸, 2019. 鹿児島県口永良部島から得られたネッタイテナガエビ Macrobrachium placidulum(十脚目: コエビ下目: テナガエビ科)の北限記録, 日本生物地理学会会報(74): 100-106.
- 諸喜田茂充, 成瀬貫. ショキタテナガエビ. 沖縄県環境部自然保護課(編), 改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物 第3版(動物編) —レッドデータおきなわ—. Pp. 314, 沖縄県環 境部自然保護課, 那覇市.
- 諸喜田茂充, 2019. 淡水産エビ類の生活史-エビの川のぼり- Life History of Freshwater Shrimps. 諸喜田茂充出版記念会, 東京.
- 豊田幸詞, 関慎太郎, 2019. 日本産 淡水性・汽水性 エビ・カニ図鑑, 緑書房, 東京.
- T Komai, Y Fujita, 2005. A new stygiobiont species of Macrobrachium (Crustacea: Decapoda: Caridea: Palaemonidae) from an anchialine cave on Miyako Island, Ryukyu Islands. Zootaxa 1021: 13-27.
- Y Fuke, H Imai, 2018. First Japanese record of Macrobrachium ustulatum (Crustacea: Decapoda: Palaemonidae) from Okinawa-jima Island, Japan. Fauna Ryukyuana, 44: 7-15.
- 吉郷英範, 2002. 日本のテナガエビ属(甲殻類:十脚類:テナガエビ科). 比婆科学 206: 1-17.