沖縄島のテナガエビ図鑑

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おはようございます!ebina です🦐

ついに、新年度が始まってしまいましたね~
最近はCSPLの記事の更新が忙しくってブログっぽい記事が書けてなかったので、心機一転で、どしどしブログらしいこともやっていきたいと思います(^o^)

その第☆1☆弾として!!沖縄島で採れるテナガエビをとりやすい順に紹介していきたいと思います。(...ブログっぽさとは?)

正直、まだまだ経験の浅いebina ですので、実際のレア度とは異なった評価をしてしまっているかもしれません。
そのため、今後の採集結果に応じてばしばし更新していこうと思いまーす。

てなわけで、さっそく紹介に入っていきたいと思います(≧▽≦)

追記:沖縄島には合計で15種類ほど記録があります。
これらすべての識別法は到底、記事内に書ききれないので、
「こんなテナガエビがいるんだ~」
という感じで利用していただけると幸いです。

 

 

 

レア度 ★☆☆☆(普通種)

ここで紹介する4種は、いわゆる普通種です。
しかも、そのうち2種は内地でも普通に採集できる奴なので、知らずに沖縄島に来ると理想と違いすぎてメンタルがやられます(´・ω・`)
とはいえ、残りの2種は内地では普通見られないテナガエビなので👍

ちなみに、★1に関してはどれも同じ程度のレア度だと思ってください。

 

ミナミテナガエビ Macrobrachium formosense

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沖縄本島の現実を思い知らせてくるテナガエビ🦐
南西諸島でも内地の普通種はいっぱいいますΣ(゚д゚lll)

内地の個体群よりも額角が鋭い気がしますが、それ以外は同じですので同定は簡単だと思います。

 

コンジンテナガエビ Macrobrachium lar

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沖縄を満喫させてくれるテナガエビ🦐
沖縄の川を覗くと、ありえないくらいデカいテナガエビがいます。
その正体がこいつです。

別世界を感じさせるような圧倒的スケールでめちゃめちゃかっこいいんです。
しかも、めっちゃたくさんいるので、本当に夢のようなエビです。

...ただ、あまりにもたくさんいるので、だんだんとありがたみが無くなっていくんですよね orz

レアなエビを狙いたい人にとっては、最終的にただのゴミ普通種に...
多分、これが希少種だったら最高に人気なエビになってたと思う。

 

ヒラテテナガエビ Macrobrachium japonicum

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ミナミテナガエビ同様、沖縄の現実を突きつけてくるエビです。
ネッタイテナガエビやツブテナガエビに憧れて清流に採集しに来た人を圧倒的な数で絶望の淵に追い込みます。(個人の意見です.)
イメージとしては、ネッタイテナガエビ1匹採るには50匹以上、ツブテナガエビ1匹採るには100~200匹くらい採らないと見れないと感じるほどです。

しかも、嫌なところは内地の個体と雰囲気が違って、慣れないとネッタイテナガエビそっくりというところ。
ebina も最初はヒラテとネッタイの違いが全くわからなくて、1匹1匹図鑑を見ながら同定していた記憶があります。

逆に言えば、内地の個体群よりも体色がキレイで、エキゾチックな雰囲気がかっこいいってことです。
個人的にはコンジンテナガエビよりも沖縄のヒラテテナガエビの方が好き♡

 

ザラテテナガエビ Macrobrachium australe

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このレア度の中で、一番見るのが難しいとしたらこいつです。
決して個体数は少なくない。実際、どの川でも普通にとれるイメージです。

しかし、圧倒的に良いサイズの個体が採れないっす。
普通に70㎜は超えるようなテナガエビなのに、3㎝程度のヌマエビサイズの個体ばっかり採れるんです。
ebina の採集が下手なだけかもしれないですが、成体の雄だけに関しては★3くらいのレア度かもしれないです...

正直、知らない人が見たら地味なテナガエビですが、内地のテナガエビでは見られない、細く鋭いヤリ状額角に、圧倒的アンバランスなはさみ脚が採集心に刺さるんですよね~、たまらない!!

 

レア度 ★★☆☆(ちょいレア種)

ここで紹介する2種は、頑張れば採集できるエビです!
とか言ったら、常に頑張ってる人に怒られそうですね...

イメージ的には、生息地を理解している人がちゃんと狙って採れるというような~っていう感じです。
とりあえず、初めて淡水エビ採集のために沖縄本島行ったebinaは、10日間で1~2匹、もしくは、1~2河川でしか採集できなかったです。

 

オオテナガエビ Macrobrachium grandimanus

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めちゃめちゃかっこいいテナガエビです。
が、しかし、★2と言っても、★1寄りですので、割と普通種です。

はさみ脚の左右の大きさの違いがすごくて、シオマネキみたい。
こんなかっこいいテナガエビが普通に採集できるって考えると、沖縄ってすごいですよね~!!

って、そんな話は甘くないです!!
採集できるのは、やっぱり若い個体ばっかりなんですよね。成体雄を採集するのはかなり難しいかもしれません…

 

ネッタイテナガエビ Macrobrachium placidulum

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通称、「ツブテナガエビの下位互換」
とか言ったら怒られそうですね...

よく見たら、ツブテナガエビとは違った美しさがありますし、成体の雄ははさみ脚が立派になりますので非常にかっこいいです!!

★2ですが★3寄りですので、採集難易度はオオテナガエビよりもワンランク上です。

その原因がヒラテテナガエビ
同所的な環境で圧倒的に優占していることに加え、色彩や形態が似ていて、慣れないうちは見分けるのが困難。
ヒラテテナガエビの多さにめげないことが採集のコツかも...

 

レア度 ★★★☆(レア種~稀種)

ここで紹介する4種は、どれもかなりのレア種です。
正直なところ、採集難易度に関しては★2以下とかなり差があります。

1種に関しては、ebina も沖縄島で採集したことがないです。
残り3種も1水域だけで、たまたま少数採れているだけですので、ある程度生き物採集に慣れていないと出会うことができないと思います。

 

スベスベテナガエビ Macrobrachium equidens

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マングローブに生息する地味なテナガエビです。
多分★3の中では一番採集しやすい類だと思いますが、同じ汽水環境に生息するオオテナガエビとは格が違います。

というのも、がっつりマングローブに生息しているので、そもそも採集しづらいっていうのが難点です。
加えて、同所的に採集されるスジエビの仲間、スネナガエビがおびただしい数で優占しているので、普通に心が折れます。(マジできついです)

そして、1番の問題がそこまでして見たいエビなのか?ってところなんです。
正直、南西諸島のテナガエビの中で圧倒的に地味ななので、頑張って採集しようって気が起きないんですよね。(個人の意見です)

でも、努力の末に手にしたスベスベは、誰がなんと言おうと美しく、かっこよく見えるんです。決して地味とは言わせない!!

 

ツブテナガエビ Macrobrachium gracilirostre

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国内最美麗種、むしろ淡水生物の頂点では?

やっぱり美しい生物は珍しいものなんですよね。同所的に生息するネッタイテナガエビとはレア度が段違いです。

正直、ebina も本島では1個体たまたま採集できただけなので、沖縄島でこいつを採集できるイメージができません。

 

マガタマテナガエビ Macrobrachium lepidactyloides

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通称「ネッタイテナガエビの上位互換」
個人の意見ですけれど、あながち間違いじゃないと思います。

一応、沖縄島とその他地域で偶発的に採集されているだけですので、こいつを採集するには本島以外ありえない話なんですが、普通に生息河川・個体数が少なくて、ネッタイテナガエビ10匹で1匹採れるみたいなイメージですし、いない場所にはいないです。

しかし、採集できた時の喜びは至高のものです。
個人的に、はさみ脚が一番かっこいいテナガエビで、成体雄のはさみはエビ心にグサグサ刺さります(笑)
ただでさえ珍しいエビですが、大型の完品を採集してみたいものです。

 

コツノテナガエビ Macrobrachium latimanus

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通称「最高峰のテナガエビ
とある方が仰っていた名前を勝手に使わせていただいてます。

とりあえず、左右対称のテナガエビのなかで最も美しく、最もゴツいです。
というのも、幼体のときは均一な縞模様が入り、成体は磨かれたザリガニのような二刀流はさみです。

でも、最高峰っていうのはそこじゃなくて、遡上能力がずば抜けてること。
普通のテナガエビがいないような河川最上流域まで登っていくんですよ。

そのため、こいつを見るためにはそれ相応の沢登りが強いられるわけです。
ebina は沖縄島で採集したことがないのですが、もしかしたら源流域では優占しているかもしれません。

 

レア度 ★★★★(極稀種~幻種)

ここで紹介する2種(4種)は、1か月間毎日採集しても採れるかどうかわかりません。
ていうか、ebina も採集することをあきらめています。

前半2種は、死ぬ気で頑張れば採れるかもしれない極稀種です。
ただし後半2種は、死んでも採れるかわからない(とっても気づかない)幻級のレア種です。上には上がいるんだなぁ~ってのを痛感してください(笑)

 

カスリテナガエビ Macrobrachim sp.

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通称「ネッタイテナガエビの上位互換」その2です。
マガタマテナガエビと対になるイメージがありますね。
なんていうか、「本島のマガタマ」VS.「八重山のカスリ」みたいな??
↑ 深夜テンションです。

レア度に関しては、沖縄島からの記録があったんだぁ~ってレベルです。
八重山列島では、マガタマテナガエビよりも断然採集しやすいのですが、本島だと、カスリテナガエビの方が珍しいです。

見た目に関しては、マガタマの方がデカくてかっこいい気がするけど、カスリテナガエビは色彩変異が多くてどっちも好きです♡

 

ヒラアシテナガエビ Macrobrachium latidactylus

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多分、本島で採集するのは不可能に近いレベルです。
ebina は、八重山列島でも1個体しか採集したことがないです。

はさみ脚のかっこよさは、マガタマテナガエビと同等、もしくはそれ以上です。

採集の問題点は、下流域に住むエビなのでそもそも狙いにくいのと、形態的にオオテナガエビと類似しているので慣れないと同定に苦しみます。
ていうか、普通採れないので一生慣れないです。

 

 

以下2種は、ebina も1度も採集したことがないので軽く紹介だけします 。

 

ナンヨウテナガエビ Macrobrachium ustulutum

日本からの記録が1個体しかない上に、ザラテテナガエビと酷似するため採集・同定するのは一般人には無理です。ebina もこいつは無理だと思ってます。

 

ウリガーテナガエビ Macrobrachium miyakoense

地下水性のテナガエビ。沖縄島の洞窟で採集された記録はなく、特殊な水域でゾエア幼生が確認されたのみ。
一般人が採集するのは無理だと思いますし、絶滅危惧的にも採集しない方がいいでしょう。
(いつか、採集する気満々ですが。。。) 

 

 

という感じで、沖縄島で記録のあるテナガエビ14種を紹介させていただきました。まぁ、実際は移入でテナガエビが入ってきたり、これから記録のない種が出たりするかもしれませんが、その辺りは言及しないでおきます。
内地では、基本的に3種しか見ることができないテナガエビ類も14種も見れる可能性があるので、沖縄本島に行った際にはぜひ観察してみてくださいな。

生き物屋の皆さん、これからもよろしくお願いいたしますm(__)m

 

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(2021年5月1日更新)